Magisk で FGO の root 対策を回避する方法
  • Nov 23, 2017
  • Nov 19, 2018
  • negset

root 対策が施された Fate/Grand Order を、rooted な環境で起動する方法を紹介します。

なお、ここで紹介する方法は、あくまで記事作成(2017/11/23)の時点で利用可能なものであり、今後のアップデートで対策される可能性が大いにありますのでご了承ください。

Magisk を利用する

先日リリースされた Magisk 最新ベータ版(v14.5)の Changelog を眺めていたところ、以下のような記述を見つけました。

[MagiskHide] All changes above contributes to hiding from nasty apps like FGO and several banking apps

「これはもしや」と思って試してみると、実際に rooted な環境で起動することができました

以下が、Magisk による FGO の root 対策回避方法です。

必要なもの・要件

  • Android 5.0 以上

  • カスタムリカバリー導入済み

操作の手順

SuperSU をアンインストールする

Magisk 以外の root 管理アプリ(SuperSU など)を利用している場合は、Magisk をインストールする前に、そちらを アンインストール しておいてください。

Magisk をインストールする際に他の su バイナリ類は自動で消してくれるようですが、念のため手動で消しておくほうが無難です。

SuperSU を消してしまっても、以降の操作で導入する Magisk Manager が同等の機能を持っているので、今まで通り root を利用できます。

Magisk を導入する

XDA-developers にある Magisk のスレッド から、v14.5 以降の zip をダウンロードし、端末内に保存してください。

カスタムリカバリーからダウンロードした zip をフラッシュし、端末を再起動すれば、Magisk の導入は完了です。

Magisk Manager を隠蔽する

再起動後、Magisk Manager というアプリが追加されますので、それを開いてください。

FGO は Magisk Manager がインストールされていると起動できないので、まずこのアプリ自体を隠蔽します。

メイン画面が現れたら左端からナビゲーションドロワーを開き、設定 画面に移行してください。

一般設定にある、Hide Magisk Manager をタップしてください。

しばらくすると、Magisk Manager が自動で終了します。

この時点で、Magisk Manager はパッケージ名が偽装されたものに置き換わっています。
(パッケージ名をランダムにすることで、FGO による検出を逃れることができます。)

なお、一度 Magisk Manager を偽装すると、設定の Hide Magisk Manager の項目はなくなります。 元に戻す場合は、Magisk Manager の apk を再インストールしてください。
(この時、偽装済みの方は自動でアンインストールされます。)

Magisk Hide を設定する

Magisk の root 隠蔽機能である Magisk Hide を利用して、FGO が root を検出するのを防ぎます。

Magisk Manager を開き、ナビゲーションドロワーから Magisk Hide の画面に移行してください。

インストール済みのアプリが一覧表示されるので、FGO を探してチェックボックスに check を入れてください。

USB デバッグを OFF にする

これは root 対策とは無関係ですが、FGO は USB デバッグを ON にした状態では起動できない ので、開発者向けオプションから OFF にしておきましょう。

開発者向けオプションは、設定アプリの端末情報で ビルド番号 の欄を数回タップすることで有効にできます。

完了!

あとは通常通り、FGO を起動するだけです。

上手くいかない場合は、一度 FGO のアプリデータを消去してから行うと改善するかもしれません。

また、前述のとおり、この方法も 今後のアップデートで対策される 可能性がありますので、いつ起動不可になっても良いように、引き継ぎコードの発行 は必ず行っておきましょう。
(一度引継ぎを行ったコードは再利用できないことに注意です。)

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